あなたは日ごろからこのようなことがありませんか?
- 仕事から帰ると、泥のように眠ってしまう。
- ちょっとした外出なのに、異常に疲れを感じる。
- 家で特に何もしていなくても疲れる。
それはもしかしたら発達障害(ADHD・ASD)のせいかもしれません
発達障害がある方は、特性から人より疲れやすいです。しかし、この記事では疲れの対策を知ることができるので、確実に疲れる行動を減らすことができます。
私は発達障害(ADHD・ASD)当事者ですが、対策を知っているので疲れる行動を極力しないで済んでいます。また、以前ブラック企業で働いていた経験があり、数年間働いてこれたのもそのおかげだと思っています。
- 発達障害が疲れやすい原因
- 疲れないための5つの行動
- 何もしていないのに疲れるのはなぜか
この記事を読めば、疲れにくくなり日々の生活が楽しくなります!
発達障害が疲れやすい5つの原因
周囲に周囲に合わせようとしすぎる
発達障害があると、普通に見られるように頭や心をフル回転させて周囲に合わせていることがあります。そのため、人と関わる場では常に気疲れしている状況に陥ります。
エネルギー消費が激しい
ADHDの特性の多動・衝動性により、頭の中が思考でいっぱいになり疲れてしまうこともあります。
ADHDは創造力豊かでクリエイティブな発想があるといわれる反面、疲れやすいです。
集中しすぎてしまう
ありがちなのが、少しだけ『SNSをしよう』、『YouTube』を見ようと思っていたのに気づいたら就寝時間なんてことも…。
集中して長時間見ていたので、見終わってから疲れがどっときてしまいます。
睡眠のコントロールができない
生活リズムを保つことが苦手でもあるため、睡眠時間にもばらつきが出やすいです。
睡眠不足で学校や仕事中に眠くなったり、慢性的な睡眠不足で疲れを感じている人もいます。
自分の疲れに気づかない
過集中(過剰に集中すること)により気づくのが遅くなる。ASDに多く、感覚鈍麻により疲れに気づきにくい。
疲れないための5つの行動
周囲に無理に合わせようとしない
周囲に合わせようとする理由に、「普通に見られたい」、「嫌われたくない」などあるかと思います。しかし、無理して相手合わせてもに『普通』に見られるだけで、自分自身には疲れしか残りません。
また、ちょっとしたことで嫌われてしまう関係性なら、付き合う相手を考えた方がいいです。
例えば、素をさらけだしても大丈夫だなと思える相手や、聞き役になってくれるような相手だと発達障害の特性に合っているかと思います。
頭の中を整理する
ADHDの特性の多動・衝動性によりやりたいことや考えたいことが頭の中を巡り疲労します。
そのため、頭の中を整理することで疲労を軽減させることができます。
【改善方法】
- やりたいことなどをメモ帳などに書き出して見える化する。
- すべてのタスクに目を通して取捨選択する。
- するべきことが決まったら時間を決めて実行する。
次の予定を意図的に入れる
発達障害の特性に過集中(過剰に集中すること)があるため時間を忘れやすいです。
そのため、次の予定を意図的に入れて、アラームをセットしておくなどの対策をするといいです。
生活リズムを整える
発達障害があると時間管理が苦手なため、生活リズムが崩れやすいです。
生活リズムを変えないためには、休日の夜更かし・過眠に注意することが大事です。
夜更かししたい気持ちはわかるけど…。
生活リズムを整えることで結果的に疲れにくくなるので、したいことができるようになると思うよ!
行動予定に休憩をいれる
疲れに気づかない発達障害の方には、予定に休憩を入れることも有効です。
疲れやすいということが前提としてあるので、定型発達の方より長めに休憩をとる
くらいのつもりで予定しておくとよいです。疲労困憊の状態だと感覚鈍麻になりやすく
なるので、疲労が少ないうちから対処して行くことが大事です。
何もしていないのに疲れるのはなぜか
家でごろごろしているだけなのに、なぜか疲れてることありませんか?
以下の原因が考えられます。
休息をとることで疲労に気づいた
忙しい日々の中で、疲れ自体に気づいていないこともあります。
日ごろから休息を適度にとり、自分の体に疲れに気づかせる時間を与えることが大切です。
肉体的疲労は回復できても脳疲労がある
肉体的な疲労を感じていなくても、脳は常に活動しているため疲れを感じることもあります。目の疲労は脳疲労と直接関係があるため眼精疲労を解消するといいです。
眼精疲労解消法を実践する
脳疲労と眼精疲労は密接な関係にあるため、眼精疲労を回復することは脳疲労の回復につながります。
眼精疲労を解消できるセルフケアを動画はこちらを参考にしてみてください。タイトルにもあるとおり数分でできるケアなのでおすすめです。
脳疲労回復に効果のある食べ物を食べる
脳疲労を回復することができる食べ物はたくさんあります。その中でもおすすめの食べ物を厳選してした表に載せているので参考にしてみてください!
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- サバ
- イワシ
- サンマ など
脳の働きを高め、記憶力や集中力の向上に役立ちます。
また、血流を良くする効果や腎臓などの機能を高めてくれる効果もあります。
アロマテラピーを取り入れる
香りによる刺激は直接脳に作用し、神経やホルモンバランスを整え、脳疲労にも効果がある。
自分の好きな匂いの香水をつけることでも、同じように効果を期待できます。
アロマテラピーをやってみたい方はこちらをご覧ください。
いつもと違うルーティンを行っているため(ASD)
休日だからといってだらだらと過ごすと、アドレナリンが分泌されず疲れを感じやすくなります。また、寝すぎたり食べる時間が変動したりすることで、ホルモンバランスが乱れ疲れの原因になります。
そのため、休日も平日と同じ時間に起きる。活動時間にはいつも通り体を動かすといったことが有効になります。
まとめ
- 発達障害の特性ごとに疲れの原因がある。
- 対策を行うことで確実に疲れを軽減させることができる。
- 何もしていないときの疲労の原因は脳疲労で、脳疲労回復法を実践すると良い。